英語の発音矯正を独学でする方法　　　　　　　　　　　　　　　「“she”の発音って？」

ザ・ビートルズの「イエスタデイ」を、ＣＤと一緒にテンポを合わせて歌えるように発音の仕方を解説しています。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ガウ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿←アメリカ英語発音
ゥあい｛シ｝ハ・トゥー　ゴウ　アイ　ドン　ノウ｛シ｝ウードゥン　セイ
Why she had to go I don’t know she wouldn’t say

※“Yesterday”(The Beatles)より

“she”「シー」は「スィー」ではなくて、「シー」です。

・・・とは言っても、日本語の「し」を延ばせば良いわけではなく、既に“shadow”のところで
お話ししました“sh”の発音です。

単語の中に“sh”のつづりが出てきたら、以下の方法で発音します。

口の形は下図のようにして「し」と言います。

無声音で摩擦音
”Sh!”「しっ！（静かに。）」のときもコレ。

 

そのあと、口を横に「ィイー」っと引っ張って、延ばすんですね。「シイー」・・・という風に。

きちんと言う時はそのように口の形をハッキリ「イ」の形にして「シイー」と延ばしますが、
大抵は軽く、「シ」・・・と言うと思います。

YouTubeか何かで簡単な英文をスピーキングしているのを聞くとわかると思いますが、
ナチュラルスピード（母国語が英語の人同士で話すスピード）って、結構、速いです。(> <)

“He is ～”
“She is ～”

というのが、

”His”「ヒズ」って言ったの？

「シズ」・・・ってナニ？

と、びっくりするくらい速いんですね。

 

“Did she ～”とかも、本当に速く言うと、「トゥシ」とか、「チ」・・とか・・(^ ^;)

・・・そんな風に聞こえます。

でも、“sh”の発音は、上図のようにする・・・ということを知っていると・・・

 

――”Sh!”「しっ！（静かに。）」

をやっていただくとわかるかと思いますが・・・
口が縦めに狭められているとおのずと舌も横から押されたような状態になり、そこから
息を吹き出すと、くぼんだ舌の上を通る風の音が、何か、ぴゅうぴゅう風が吹くような、
独特の音になるのがわかるでしょう？

 

――その音が“sh”のつづりのときの音なんだなぁ・・・とわかっていると、
“Did she”「ディドゥ　シー」が何故、「トゥシ」とか、「チ」になるのか、
なんとなく納得がいくようになるのではないかと思います。

 

次回は“had to go”を。
では(^ ^)/