独学で発音を矯正する方法 「“they’re”の発音は・・・」

カーペンターズの「イエスタデイ・ワンス・モア」を、CDと一緒にテンポを合わせて
歌えるように発音の仕方を解説しています。
_____{あ(ぉ)}__________←アメリカ英語発音
バア { ゼデ} あ {ベア}かーあげーン(ヌ)
But they’re back again
※“Yesterday Once More”(Carpenters)より
“they’re”は“they are”の短縮形ですね。あっさり書くと「ゼイアー」でなく、「ゼア」になります。
※ちなみに“they’re”は“there”と同音です。
“they’d”のときもそうでしたが、これも “the”の発音をするときのように舌を5ミリくらい上前歯と下前歯の間から見せて、奥行き的にも5ミリぐらい歯から出した状態で、上前歯と舌のわずかな隙間から息を吹き出してバイブレーションを起こしつつ、ひゅっと引っ込ませる感じで、「ぜ」と言います。
「で」っぽくもなるので、「{ ゼデ}」と表記しています。
とにかく、その摩擦音を使って「{ ゼデ}」を発音します。
“’re” は元が“are”なわけですが、ここもまた、イギリス式は “ r ” の音を入れなんですね。ただ「ゼアー」と延ばして歌っています。
アメリカ英語の場合の“are”の発音の仕方を説明しますと・・・きちんと言う時はまず、「あー」と延ばして言ってから終わりにちょっと“r”の音を入れる言い方をします。口はぱかっと開けていいですよ。喉の奥も大きく開けます。
”are”を言う時の出だし、「アー」の部分の口の形
舌は力を抜いて中くぼみな状態で。
(舌先のエッジは下前歯に接した状態で収まっています)
いきなり口を縦長の形にして“r”の発音をしないで、普通に「あー」と言って延ばす長さの方が長くて、そのあとに、口の形を縦長の穴を作るようにします。(口角を中央に寄せる。)
唇の内側を見せます。
それと同時に舌先を上げて後ろに引きます。舌の奥の方を上奥歯に着けて固定、舌の上に卵黄をのせているような感じの空間を作って、そこで共鳴させるような感じで声を出します。
卵黄を舌にのせるイメージ
「あーぉ」みたいになるでしょうかねぇ。
でも、早く、カンタンに言う時は、上記の「あー」と延ばす部分は抜いて言うのです。最初から口を縦長に開け(唇の内側が見えるような感じにして)、前述しましたように舌の上に卵黄をのせているような感じの空間を作って、そこで共鳴させるような感じで声を出します。本当に早く言うときは、延ばして言うこともしません。延ばさずに1文字言う感じ。
“Are you serious?”「 {お} {ィユ} セぅいあス?」――――「マジ?」
(「ア ユ シリアス?」)
など、急いで言う時は“are”も“you”も1文字で済ませてしまう感じです。
・・・とは言っても、この歌はイギリスのデュオの歌ですから、「ゼアー」って歌えばいいですよ。(^ ^)
次回は“back again”。
では(^ ^)/
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