独学で発音を矯正する方法                「“Still sound so good to me”は・・・」

 
Y.O.M.「Still sound so good to meは・・・」

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数十年前に友人と2人でアメリカ1ヵ月旅行。 ロスに居るのに“ハリウッド”が通じなくてビックリ。その後、リスニング, スピーキングに興味を持ちつつも、「気の  向いた時だけ取り組む」という姿勢をまっとう。

カーペンターズの「イエスタデイ・ワンス・モア」を、CDと一緒にテンポを合わせて
歌えるように発音の仕方を解説しています。

ステル______________←アメリカ英語発音
スティル さうんそ ぐぅートゥミー
Still sound so good to me

※“Yesterday Once More”(Carpenters)より

“Still”の頭の“S”。前のセンテンスの最後の音とつながっているんですよね。
”S”の発音は、口の形は下図のようにします。上前歯のエッジと下前歯のエッジの位置をほぼ同じにして(高さ的にも前後的にも)、その隙間から息を出して「ス」を表現します。澄んだ風の通る音を出してください。無声音(喉に手を当てても震えない音)で摩擦音。それが“s”の発音です。

[S][Z]の口の形

歯を見せて言います。

[S][Z]発音時の断面

上下の歯の隙間から勢いよく、きれいな摩擦音を出します。

前のセンテンスの最後の単語が“melodies” 「メロディーズ」で最後の音が、“s”だったため、このセンテンスの頭の“S”とつながって「メローディースティル」と、「メロディーズ」の「ズ」は言わず、そこで切ることもしないで(ここで息継ぎをしない)この行の先頭の単語「スティル」をつなげて歌います。

「スティル」の「ル」は単語の終わりにある “ l ” なので、「尖らせた舌を上前歯の歯茎に着けて発音し、
すぐには離さなようにする」・・・ですが、メロディーにのせる関係があるので、律義にそれをすることはありません。ここは忙しいですから、舌の奥の方をさらに奥に引っ込めて発音する感じで良いと思います。(「単語の終わりの音が“L”の発音は・・・」参照)口のは軽く開いていればいいです。声が出るように。(唇を突き出すことはしません。)

 

アメリカ英語の場合、ほとんどの “ i ” のところを「イ」ではなく、「エ」っぽく言うので、「スティル」の上に「ステル」としておきました。

 

次の“sound”は“d”が落ちて、「さうんどぅそ」でなく「さうんそ」になっています。ここもメロディー的に忙しいですから、“n”で舌を上前歯の根元に着けることも、“d”ではじく位置に持っていくこともしなくていいと思います。

“good”の“d”も同じく・・・と言うか、“to”の発音のために舌はすぐに上顎に着けると思いますが、「グッドゥ」の「ドゥ」は言わなくていいです。

“to”は、ほとんど「ツ」で歌っていますね。“to”って状況によって、本当にいろいろになります。「タ」っぽくなるときもあるし、「ヌ」になっちゃった?っていうときもあるし・・・

 

“me”は、唇を巻き込んでから“m”の発音をしてください。

唇巻き込みの口

基本(きちんと言う時)は唇を巻き込んで言う。

唇巻き込みの口 横顔図

上下の唇を内側に巻き込みます。

 

 

“s”の発音に関しては、より、ネイティヴに近い発音ができるように
「“was”の発音の仕方って?」番外編
で、さらに詳しくご説明しています。

 

次回は“As they melt the years away”のところを。
では(^ ^)/

●最初は英語表記とフリガナを照らし合わせながら歌うようにして、覚えてきたら、英語    だけ見るようにして歌うようにすれば、違う歌でも応用が利くようになると思います。

 

 

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